スポーツメンタルコーチを仕事にする方法|スポーツメンタルコーチになるには?|スポーツメンタルコーチ資格 など

メンタルコーチを仕事にする方法について東京オリンピック・メダリストのメンタルコーチがシェアします。

【本音】独学でもいける⁉スポーツメンタルコーチになるための学習方法~本音で解説します~|スポーツメンタルトレーナーになる

|スポーツメンタルコーチになるための学習方法

こんにちは、スポーツメンタルコーチの池です。今回のテーマは「スポーツメンタルコーチ(スポーツメンタルトレーナー)になるための学習方法」です。このテーマについて筆者が実際に学習を開始して2年でプロとなった経験とプロになって10年以上活動している経験、そしてスポーツ心理学教授やスポーツ心理の専門の国立大学学術研究員と提携させて頂いている立場からお伝えしていきたいと思います。

その前に先日の記事「スポーツメンタルコーチの仕事内容とは?実際に稼げるのか?」をチェックしていない方は先にこちらをご覧いただき、スポーツメンタルコーチの仕事のイメージを持っておくと良いでしょう。

さて、まずは何を学べば良いのか?キーワードは「コーチン」と「メンタルトレーニン」です。

✔スポーツメンタルコーチが学ぶべきスキルは

 〇コーチン

 〇メンタルトレーニン

コーチンとは相手を主体的な思考や行動に導くコミュニケ―ションスキルのことをいいます。質問や承認、フィードバックのスキルを使いながらクライアントの目標、目標に近づくために必要な能力や行動を言語化させ、行動促進を支援していきます。

メンタルトレーニンとはパフォーマンスを発揮するために心理的スキルを習得トレーニンです。自己効力感(自信)や競技意欲(モチベーション)、セルフコントロール(感情の自己コントロール)などを向上させるトレーニングを推進していきます。スポーツ心理学では心理的スキルは目標設定、リラクゼーション、プラス思考、集中力、セルフトーク、試合への心理的準備などがあります。

また詳しく記事にしていきますがコーチングだけでもメンタルトレーニングだけでもスポーツメンタルコーチとしては不十分です。相手が自分のゴールや課題に対して「自発的に思考・行動する状態」へコーチングで導きつつ、クライアントに必要な心理的スキルを備えるためにメンタルトレーニングも提供します。

その双方を兼ねそなえスポーツ選手をサポートする存在を当サイトでは「スポーツメンタルコーチ」と定義しています。そして、それらのスキルを習得するための学習方法が以下です。

 

✔学習方法は主に以下3つ

専門書から独学で学ぶ

②メンタルコーチ養成講座に入会する

③大学・大学院で専門的に学ぶ

それではスポーツメンタルコーチになるための学習方法について確認していきましょう。


✔①専門書から学ぶ

コーチングやメンタルトレーニングの専門書籍から学ぶ方法です。結論から言えば、”センスのある方”はコーチング書籍5冊、メンタルトレーニング書籍5冊を読み込み、内容を自分なりにパワーポイントなどでまとめコンテンツ化し、現場実践をつめばそれなりにアスリートのメンタル強化、目標達成に貢献できるコーチとして活動する基礎は整備できます。なぜ、書籍を10冊読みこむだけで貢献できるのか?アスリートの9割は過去の所属チームなどでチームにメンタルコーチがいたり、自分で書籍を買いメンタルを学び、自分に落とし込んだ人は本当に少数だからです。メンタルを具体的に情報提供できる知識とスキルが基礎だけでも揃えばアスリートから見れば力強いコーチなのです。ちなみに”センスのある方”とは書籍を読み、アスリート目線に立ち、アスリートが実際に共通して悩んでいる心理的課題の解決に必要な情報をコンテンツ化できる方をここではイメージしてください。

すべてのサービスに共通していることですが売れる商品とは「クライアントのこれがあったらいいな」を実現しているものです。クライアントの成功のための心理的アプローチをやっていくのがスポーツメンタルコーチです。クライアント目線に立ち、専門書から学びましょう。独学で活躍しているメンタルコーチもちらほらいます。しかし、独学は自己投資額が小予算というメリットもありますが、デメリットも多いです。デメリットは以下の「②スポーツメンタルコーチ養成講座に入会」を読めば理解できます。
※メントレ本、コーチング本おすすめリンクを貼っておきますね

 

✔②スポーツメンタルコーチ養成講座に入会し、スキルと資格を取得
現在、現場で活動するスポーツメンタルコーチのほとんどがどちらかのメンタルコーチ養成講座でスキルとライセンスを取得し、活動をスタートしています。養成講座で学べばスポーツメンタルコーチングのアスリートサポートの全体像、どんな順番で何を提供しどんなコミュニケーションをとるべきか、どんなコンテンツを提供すべきかマニュアル的なコンテンツがある講座もあります。ちなみにどこで学べばいいのかはよく聞かれる質問です。私の答えは「出口」を見ることです。その講座で学んだメンタルコーチが受講後にどんな活動をし、活躍しているかを参考にすれば、あなたが手にしたい価値が手に入るかどうか検討をつけることができます。コーチングやコンサルティングの養成講座は資格ビジネス化しているスクールも多いです。十分なスキルが手に入るか?受講後もアフターフォローがあるのか?テキストは充実したものなのか?テキスト以外のツールなどの共有はあるのか?などをリサーチし、学ぶスクールを選ぶことをおすすめします。また、スポーツメンタルコーチとして独立しメインの仕事として目指す方は独学ではなく、メンタルコーチ養成講座に入会した方が時間的に効率的にビジョンへ向かうことができるでしょう。きちんとして養成講座で学び、実践していけば人にもよりますがすぐに講座分の料金は取り戻すことができるでしょう。

 

✔③大学・大学院で学ぶ
あなたが現在、高校生以下でスポーツメンタルコーチを目指す意向があるのであればスポーツ心理学教授が在籍する大学を選び、研究室(ゼミ)に入室を目指しましょう。より学術的な知識を得て、研究論文なども書くことでアカデミックな知見や現場でのサポートイメージもつきやすいです。また、あなたがすでに社会人であれば、もう一度大学院などでスポーツ心理学を学び直すことは正直、現実的ではありません。現在の仕事を辞め、フリーターになり学び直すくらいの覚悟があれば別ですが、それが難しければ上記のスポーツメンタルコーチ養成講座をおすすめします。ちなみにスポーツ心理学者は理論と研究のプロであり、現場でメンタルトレーニングをアスリートに提供し成果に導くプロではありません。アスリートを現場で支援するスポーツメンタルコーチは「現場で成果に導くプロ」です。適切なスポーツメンタルコーチングの知識を学んだあとは「現場実践(個人アスリート・スポーツチームサポート」で知識をスキル化していくことが大切です。

 

いかただったでしょうか?今回はスポーツメンタルコーチになるための学習方法についてシェアしていきました。ぜひ、参考にしてみてください。

今後も「スポーツメンタルコーチ」になるために必要なノウハウを発信していきますのでぜひチェックしてみてください。

 

また、最後に、当サイト筆者である池が代表を務めるメンタルコーチングスクールJAPANのメンタルコーチ養成講座はこちらです。

プロのメンタルコーチになるための「コーチング×メンタルトレーニン」に関するノウハウ、コンテンツ・実践・ライセンス取得・フォローアップが充実した国内有数の人気を誇るプログラムを提供しています。これまでも沢山の修了生がプロのスポーツメンタルコーチとして活躍(プロ野球選手・Jリーガー・Bリーガー・ボートレーサー・プロボクサー・実業団陸上選手・その他社会人・アマアスリート、スポーツチームを契約サポート)しています。こちらも興味ある方はのぞいてみてくださいね。